ヒミカの札解説(シーズン3)
はじめまして、ふるよにで好きなメガミは銃、好きな言葉は消費5、クリムゾンゼロ!えると申します。大阪にも同名の方がいらっしゃるので大規模ではオレンジ名義で出ていることも多いです。
自分用のメモという点も大きいので前置きもそこそこに本題に入らせていただきます、なおアナザー版のカードについては別記事で語らせていただきます。
ふるよにコモンズから画像はお借りしています。
シュート!
4-10という広い間合を持つヒミカの基本攻撃札になります。
威力が抑えめなのが唯一かつ最大の欠点となり、ヒミカの攻撃札のみで攻撃する場合に相手のオーラが5だとこの札がライフに入らず、ただただオーラを削るだけ…といった結果になりがちです。他のメガミと違い相手のオーラを剥ぐだけ、という動きは相手の前進リソースを生み出すだけにもなりがちで、シンプルながらも意外と使い道の難しいカードとも言えるでしょう。
基本的な使い道としては
・連火の条件を満たす
・相方のメガミを絡めた連撃に使用する
・中空構築に刺す
・ヒミカミラーでオーラライフの択を迫る
・相手の4オーラを咎める
辺りが挙げられるでしょうか。ともかく、シンプルな攻撃札だからと言って思考停止で採用できるカードではないのは覚えておくべきでしょう。
ラピッドファイア!
なんか強いことが書いてあるカードです。基本的には連火を満たして3/2で使用します。
適正距離が7と8しかないので、序盤に一発撃った後は後退に大きくリソースを割かないと2発目以降は撃てないと考えてください。そのためこのカードを採用するデッキは
・序盤に一発撃てば十分
・下がりながら複数回撃つ
のどちらかを満たしている必要があります。ヒミカをメインで使う上でこれをライフに通すのは非常に重要ですので、相手の対応札を覚えて適切な状況、適切な間合で振っていきましょう。
マグナムカノン!
ライフ→ダスト。3/2とはいえデメリットが強烈すぎます…と言ってはいけません。ヒミカの攻撃札で一番使いやすいまである札です。
5-8という中距離もカバーした広い間合で対応が難しい、ライフで受けるには2ダメージは重い…ということでこのカードはオーラに入ることが多いです。このカードを連火の種としてラピッドファイアや相方のメガミでライフを取っていくのがヒミカ軸の立ち回りになります。
デメリットについて説明すると、このカードはライフをフレアでなくダストに送ります。そのためこのカードを使えば使うほどゲーム中に使えるフレアの総量も必然的に減っていくことになります。(ライフは本来将来的にフレアになるため)そのため、このカードを使う場合は1フレアが重いということを忘れないようにしてください。
フルバースト!
ヒミカ唯一の全力札です。なんか異様に強いことが書いてあります。
テキストだけ見ると文句なしに強いのですが、このカードにはテキストに書かれていない大きな弱点があります。それは相手のオーラを強制的に3剥いでしまう、ということです。
出来るだけ遠距離に居座りたいヒミカとしては、相手のオーラが5だと前進するために宿す必要があるため好都合です。ですがこのカードはオーラを3剥いだ上でライフを1点しか取れません。ですのでこのカードを安易に振ってしまうと、相手が返しに大きく前進してラピッドマグナムの間合から外れてしまった…なんてことになりがちです。気を付けましょう。
このカードの主な使い道としては
・ヒミカミラーで相手に攻撃される前に撃つ
・近~中距離戦で戦う場合に1点取るカードとして使う
辺りが挙げられます。ヒミカの戦法と噛み合ってそうで噛み合ってないカードなので採用するかは慎重に考えましょう。
バックステップ!
なんと0APで1離脱できる、しかも連火を1満たす神カードです。中~遠距離戦を望むならば入れない択はないかと思われます。
明確な欠点としては1ドローによる再構成の早まり、山札が0の時に極端に弱体化することが挙げられます。またデッキの偶奇も入れ替わるため、このカードを意識して再構成するならばあえて山札を奇数にして再構成する、というテクニックもあります。そんな時に限ってバクステをボトムに沈めます。握って再構成したいところですがほとんどの場合で使い得カードでもあるので難しいです……
ホノカやライラ、トコヨAといった山札を調整できるメガミを相方とする場合は1ドローに新たな付加価値が見出されます。山札の上に置いたカードを引いて即座に使う、といったテクニックは覚えておいて損はないでしょう。
二幕とは打って変わって非常に強力な効果を持って帰ってきました。
下の効果を使わずとも委縮は強力で、相手のAPを安定して1奪うことができます。自分もこのカードで1AP使用しているため有利を取っているわけではないことには気を付けてください。
下の効果は相方のメガミのカードであれば大体なんでも+1/+1される非常に強力な効果で、ヒミカを宿して近距離戦をやるときはこのカードの存在が非常に大きいです。
何はなくとも安定した連火の種になるので、なかなかに潰しのきく便利な一枚です。
スモーク!
ヒミカ唯一の付与札になります。効果はいたってシンプルで、前進系のカードを無力化できる、というものになります。注意点として自分の前進札も無力化してしまう、騎動前進は普通に行える、ということが挙げられます。
前進対応を防げる点、足捌きや風走りのような移動カードを一時的に無力化できる点は偉いのですが、このカードに割く枠もこのカードを使う暇もなかなかない…とはなりがちです。ヒミカのカードでは断トツで採用率の低いカードなので、たまに使うと相手がびっくりします。
レッドバレット!
ヒミカがどんなメガミかをよく表してる切札です。
消費0で連火を補助しつつ実質-/1の攻撃を飛ばせます。フレア管理の難しいヒミカならではの強カードです。
ほぼどのタイミングで使っても相手のライフを1奪う効果には変わりがありませんが、連火の種にしたいときは初順で使わず温存するのも全然ありです。使い忘れには重々ご注意を。
クリムゾンゼロ!
相手のオーラを確実に2剥ぎながら、ライフに2ダメージを通す強烈な切札です。近距離ヒミカではバックドラフトと並んで重要なカードで、これでオーラを剥いだところにバックドラフトで強化した札を叩きつけて一気にワンショットキルを狙う形が非常に強力です。
半面弱点もはっきりしていて、ヒミカだけでは1距離まで潜れないせいで後退対応で容易く止まってしまう、浦波や音無のような軽減対応にプランを崩されやすい、ということが挙げられます。また遠距離型ではいかんせんフレア消費が重すぎるのと間合のあまりもの噛み合わなさに、採用はなかなか難しいです。
スカーレットイマジン!
消費3というのが気にかかりますが、追加の打点を手札に引き込み不要な札を伏せることで強力な連撃が出来る一枚です。
手札2で再構成すればバクステと一緒にデッキを引ききれるためこれを絡めたリーサルプランは事故の可能性がかなり少なくなります。また手札を引く効果のため、山札に戻すカードとの相性の良さもあります。
弱点としては3フレアも払って実質手札1枚しか得ていない点、自分の山札を削るため実質ライフが削れる点、このカードの強さそのものが自分の通常札に依存する点が挙げられます。イマジンでどんなカードを引いてどんな動きがしたいのか、それをしっかり考えてからデッキに投入すべきでしょう。
ヴァーミリオンフィールド!
消費2で二離脱、しかも簡単な再起条件までついてる遠距離型のヒミカのキーパーツともいえる1枚です。ダストから間合に送る効果ですがこれそのものが消費2のため普通は2つ間合を離せるでしょう。またレンジロックを主軸とするヒミカはこのカードがないと始まりません。
半面毒カードなどで再起不能に陥った場合などは非常に脆く、またこのカードを使いまわすことにより元から厳しいヒミカのフレア事情がさらに厳しくなることは間違いありません。また再起条件も曲者で、これを再起した次のターンは手札が足りずほぼ攻撃することができません。連火の条件の達成も地味に難しく、後退した後使いたい札が多いのに後退する前に2枚カードを使わないといけない…といったことにもなりがちです。ですが残念ながらヒミカを宿す上でこのカードは非常に重要な位置を占めているので、慣れてください。
以上、ヒミカのカードの簡単な説明でした。以降はヒミカのサンプルデッキを淡々と書いていければな…と思いながら筆を置かせていただきます。